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  • ×おろぎ’03ライブ ①

    プロローグ  ~楽屋って無いんですね~

     8月14日のおやつ時、岸さんがお勤めされている会社の、新生5周年を記念して行われるライブへのお誘いチラシが、岸さんからメールで送られてきました。すでにライブの1ヶ月前。じわじわと緊張し始めたKanameでありました。ひとりで東京まで行くの、初めてだったもんで…。

     お誘いチラシとはいえ、誘っていただいたというのとは微妙に違います。
     「そのうちライブができたらいいね」…という、あやふやな話を小耳に挟んだときから、「(お祝いの)一升瓶持って行くので、実現する際は是非教えてください!」と食らいつき、「顧客を対象にしたライブをするかも…」と教えてもらったときに、「絶対行く! なにがなんでも行く!! とにかく行く!!!」…と、勝手に押しかけることに決め、そのわがままを、岸さんをはじめ主催者の社長さんに許していただいたという状態でありました。ほんとにその節は、ありがとうございました。

     だけど、実際は一升瓶は大きすぎて持っていけなかったです。<一升瓶っていうのは、私が勝手にこだわっていただけなんですが。

     ところで、そのチラシの出演者プロフィールに「×おろぎ’03」という記述を見つけたときは嬉しかったですね。”半”再結成と書かれてあるのを見て、やっぱり、全員集まらないと「こおろぎ」じゃないもんなぁ…としみじみしてしまいました。
     プログラムの中にも同じプロフィールが書かれてあったので、ここでご紹介します。

    「×おろぎ’03」
    1972年デビューのグループ「こおろぎ’73」の残党。「花咲じいさん」が大ヒット。後にNET(現テレビ朝日)の子供番組「とべとべパンポロリン」にレギュラー出演。20年後の衆議院入りを目指すも挫折。○○○○(<会社名)のスタッフの中にグループの出身者、岸龍也がいたため今回の”半”再結成が実現。果して、再結成ブームの波のシッポに乗れるか? 今後が楽しみ?

     うっふっふ(笑)
     そんなこと書いちゃったら、本当に今後を楽しみにしちゃいますからね!

    (再結成・活動再開といった情報が独り歩きしているようですが、これは 非公開ライブのために集まった1回限りの仮ユニット名です。2007.3.31)


    2003年9月13日

     さて、当日、東京駅に流れ着いたKanameは、待ち受けていたOtomiさん、草吉くん、金太郎さんに拾われ、西荻窪のライブハウス「音や金時」まで無事に辿り着くことができたのでありました。
     開場の14時より数分早く着いた我々4人ですが、こじんまりした暖かい雰囲気の店の中には、もうすでに、ほとんどのお客さんが入っていて、席につかれていました。

     受付で入場料を払ったりプログラムを貰ったりしていると、その後ろを津島さんが通過。うわー、今の、津島さんだったよ~と、すでにパニック。なにげに津島さんの行方を追って店の奥のカウンター席に目をやると、真ん中の席に陣取って、こっちを見ている さとさんを発見。ぎゃ~、さとさんソックリ~っ…と思ってしまうのは、ご本人と会えることなどあり得ないと思い込んでいた反動でしょうか。(この時点でKanameの頭回線はすでに接続不良を起こしてました)

     出演者のかたは楽屋か何かにいらっしゃるものだと思っていたので、店に入ってすぐに対面しちゃうなんて、台本と違うじゃありませんか!

     心の準備ができてなかったKanameは、思わず さとさんから目をそらして、とりあえずは見なかったことにしてしまいました。そうしたら、目をそらした方向に岸さんが。

     その短い時間の間に、蒸発しかけの足りない脳みそで、お礼言わなきゃ~、挨拶しなきゃ~と考えてはいたのだけれど、実際には棒立ちだったに違いありません(記憶にない)。

     Otomiさんからの「挨拶して」という言葉で、なんとかカウンター席方面に近付いていく勇気の出たKanameは、ヨロヨロと歩み寄りました。そうしたら、岸さんのほうから立ち上がって「遠いところを、どうもありがとう」って挨拶してくれたんです。うわ~ん、やっぱりステキ~…と、今度はのぼせ上がったKaname。「大勢で押しかけてスイマセン」とかなんとか言うつもりが、口から出たのは日本語じゃなかったような気がします(何語だったのか我ながら不明) 当然、岸さんにも通じなかったに違いありません。しかし、そんなことはさして気に留めない様子で、岸さんは「空いている席にどうぞ」と言ってくれたのでした。

     だけど、空いている席って………どう見渡しても、一番前の かぶりつきなテーブルしかなかったんです。無理言って入れてもらったのだから、後ろの方の隅っこにコッソリと…と考えていたのに…。結局、「構わないから」という言葉に甘えて、特等席のようなテーブルにつくことになった4人なのでありました。

     テーブルについてから、あー、さとさんと津島さんに挨拶してないよ…と我にかえるKaname。最悪に失礼な奴でした。本当にスイマセン。しかも、思い直して挨拶に行きなおす勇気すら無し。
     緊張でカウンター席に近付くことすらできずに、サービスで付いていたドリンクとの引換券を、草吉くんに交換しに行ってもらっちゃったりなんかして…。今、書きながら思い出していても、申し訳なくて変な汗が流れます。もう、この時点で反省材料、謝罪材料が山積です。なんで、まともな挨拶もできないぐらいに緊張してしまうんだか。(それだけ大好きだってことではあるんですけど、失礼なのはいただけません) さとさん、津島さん、岸さん、ごめんなさい。もっと経験つんで、ちゃんと会話できるようにならなくてはと思います。なので………、経験を積む場を…次回のライブをお願いしまーす!