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  • ヤング101 復活コンサート ④

    懇親パーティー

     今回の「明日に架ける橋」公演では、サポーター制が取り入れられていました。運営費の一部をサポーターに登録したファンや関係者達で賄うというものです。登録すると、いくつかの特典が付いてくることになっていて、それがリハーサル見学だったり、出演者との懇親パーティーだったのでした。
     パーティーに参加した こおろぎ女は、Otomiさん、草吉くん、Kanameの3人。顔合わせは まだ2回目ではありますが、すでに御馴染みの顔ぶれになってしまってます。前回参加の金太郎さんと、今回、ムリヤリ引きずり込んだRYO-3さんは、お仕事の都合で来ることができませんでした。今から思えば、ものすごく残念なことをしましたね。

     さて…、昼の部を観終えて一旦ロビーの外に出た私たちは、小休止の後、再び会場に入場しなおしました。
     入り口のところで乾杯用のドリンクが配られていたし、テーブルには軽食まで並んでいて、本当に「パーティー」という感じでした。だけど…、私はウーロン茶の入ったグラスをいただいたものの、乾杯後に側にあったテーブルに放置したまま、そのことはスッカリ忘れていたのでした。軽食に関しては、サンドイッチらしき物があったような気はしますが、よく見なかったので覚えていません。
     だって、食事をする気持ちの余裕がなかったんですもん。<前から分かっていたことなんですけど、どうも私は、ひとつのことで頭をいっぱいにしてしまうことが多く、そうなると他のことがお留守になってしまう単細胞みたいです

     参加者が場内に落ち着いた頃、出演者の方々が、集まったサポーターの中の花道(?)を横切るようにして入場してきました。ここでも、岸さんの姿を探してしまう私でありました。人ごみの中から頭ひとつ飛び出ている岸さん、万歳!
     まきさんの姿は、入場の際には見つけることができなかったんですが、ふと気付くと、出演者の方たちが集まった後ろの方でギターを抱えて立ってらっしゃいました。

    <そらぴちさんとの仲人さん>
     出演者の皆さんが揃ったところで山崎功さんが挨拶され、乾杯が行われたあとは、フリーの、無礼講で酒池肉林な(違)歓談タイムになだれ込みました。
     私は、側にいた そらぴちさんの腕をとり、若子内悦郎さんの元に突進しました。私の家の近所(車で15分ぐらい?)に住む「ステージ101」ファンの そらぴちさんを紹介してくれたのがワカさんで、ファン同士の縁をとりもってくれた仲人さんに挨拶したいと思っていたんです。
     最初、ワカさんから「101ファンの方を紹介したい」って言われたときは、こおろぎ’73のどなたかがお好きなのかなと思っていたんですが、そらぴちさんはワカとヒロのファンだったんですよね~。でも、身近に101の話のできるファンがいなかったので、そらぴちさんと出会えて、いろんなお話ができたり、美味しい物を食べに行けたり、貴重な音源を聴かせていただけたことに感謝してます。

    <岸さんのサイン>
     その後は、人の波に隔てられて遠くの方にいらっしゃる岸さんめがけて、泳ぐ泳ぐ…。岸さんも向こうの方から泳いできてくれました…よね? ね~? (いや、そうでなくてもいいんです。勝手にそう思っておくので)
     そして私は、ロビーの中央付近で、ようやくめぐり会えた岸さんにゴニョゴニョと挨拶したのでした。<全然進歩していない
     岸さんからは、コンサート当日に受付に出していたメッセージ・カードへのお礼の言葉をいただきました。さらには、草吉くんと金太郎さんが描いた漫画を読んでくれていて、「コオロギがどこにいるか分かった」とも言ってもらえました。「えのころ漫画館」の中の、コオロギたちが歌う歌や場面場面に秘められた、こおろぎ’73な世界にも気付いていただけたでしょうか…。そういうところを発見し、ニヤリとしていただけていたら嬉しいですよね、草吉くん!?
     Otomiさんが、おずおずと「すっごくミーハーなお願いをしてしまってもいいですか?」と、サインをお願いすると、「サインなんて無いんだけど、名前を書くだけなら…」と、コンサートの台本表紙に書いてくれました。思わず「私も…」と、台本やプログラムを差し出す こおろぎ女たち…。
     私はゼッケンを頂いたというのに、さらに台本にも書いてもらってしまいました。”サイン”ではないので、書いていただいた名前が三者三様に違って見えるところがミソでありました。

    <お疲れさまでした>
     岸さんの口からは、今回の公演についての感想が…。
     とにかく、レッスンが大変だったようです。仕事の無い日のほとんどがコンサートの練習でつぶれ、「家の事、な~んにもできないんだもん」という状況だったそうです。
     思えば…、公式サイトが立ち上がった冬頃には、岸さんはお手伝いとして参加することになりそうだとおっしゃっていたんでした。それが、春には出演するかもしれないということになり、いつの間にやら、全公演・全イベント出演という ものすごいことに…。
     私はお気楽に、岸さんに出演していただけたら嬉しいな~、なんて言ってましたが、よもや、岸さんが自分の生活をなげうって地獄のレッスン漬けな日々(ちょっとオーバーだけど、そう言ってしまってもいいぐらい過酷だったような気がする)を過ごすことになろうとは思ってもいませんでした。本当に心から「お疲れ様でした」という言葉を送りたいです。実際、舞台上の楽しそうなご様子とは裏腹に、パーティーのときは、かなりお疲れのように見えたんですよね…。
     途中、飲み物を乗せたお盆を持った女性がやってきたとき、岸さんは「(出演者の自分も)飲み物もらってもいいの?」と、オレンジジュースをもらってました。もう1公演残っていたのでアルコールは無いとして…、ウーロン茶ではなくオレンジジュースを選ばれたのは、疲れていたせいで体が甘い物を欲していたからでしょうか…(と、余計なことが気になった私)

     ところで、「ベランダが汚れてるんだよ。網戸のそうじしなくちゃ…」と冗談交じりに話す岸さんは、なんだかとても身近な方に思えてステキでした。そして、一家にひとり、そういうことを気にする人がいると住環境が良くなるだろうなあ、とボンヤリ考えてしまいました。だって、Kaname家の網戸なんて、去年の夏に猫が登ってから破れたまんま、ガムテープが貼ってあるんだもの…。<次元が違いすぎ

     それから、「昨日(21日夜の部公演)はいろいろあって大変だったんだよ」とも、おっしゃってました。リハのときに、黒沢さんがマイクの入りが悪いとおっしゃってましたが、本番でも調子が悪く、「人生、すばらしきドラマ」のときに、黒沢さんの声が全く入らない部分があったんだそうです。

    <赤ずきんちゃん>
     あと、101コンサートとは関係ありませんが、「赤ずきんちゃん」(歌/大杉久美子、こおろぎ’73 作詞/中原葉子 作曲/穂口雄右 編曲/高田弘)の”オオカミさん”がステキだという話もしました。岸さんは以前、歌った歌をあまり覚えていないとおっしゃっていたんですけど、この歌は覚えていらっしゃいました。
     私はなんといっても、おばあさんになりすましたオオカミの、悪ノリしているような演技と、その後正体を現す豹変部分が大好きです。ご本人を目の前にすると、岸さんのどこに「おばあさんオオカミ」の要素が隠れているんだろうと不思議に思ってしまうんですが…。

    <かぜ耕士さん>
     そんな話をしていると、そらぴちさんがやって来て「記念写真を撮ってあげましょうか」と言ってくれました。岸さんもOKしてくれたので、「わ~い」…と、鞄の中からカメラを出そうとするKaname。だけど、そういうときに限って、なかなか出てこないものなんですよね。
     私がモタモタしているうちに、岸さんのところに年配の男性がやってきてお話を始めたので、緊張から(?)汗をかきまくっていた私は、そのすきにハンカチを探すことにしたのでした。しっかし…カメラもハンカチも出てこない四次元鞄! さらに汗だくになってしまいました。
     そんなわけで、私の意識は鞄の中身と流れる汗だけにいってしまっていたんですけど、ふいに その男性が私のハンドルネームを口にされたのです。
     それまで、岸さんは男性ファンからも話しかけられるキャラクターなんだなあ…と漠然と考えていただけで、男性のことは意識して見ていませんでした。だから、いきなり「Kaname」の名が聞こえてきてビックリでした。思わず「???」と岸さんの顔を見てしまったじゃないですか。
     すると岸さんが、その方が かぜ耕士さんだと紹介してくれたのでした。私は、汗ダラダラの最悪の顔をして、かぜさんとご対面することになってしまったのでした(恥) またしても、心の準備がないうちの「初めまして」でした。
     あたふたと、「こおろぎ研究室(BBS)」への投稿のお礼を言う私に、「書き込みしてもらえるの、嬉しいよね」という岸さんの合いの手(合いの手?) そうなんです、お客様あってこその掲示板なのです。書き込んでいただけること、読んでいただけることに大感謝です。
     上記BBSの過去ログで話題に出ている、「涙をこえて」に関する本の話も訊くことができました。詳しくは、かぜさんがご自身のサイトの「十字路酒場日記」中で語られていましたが、出版が遅れている理由のひとつは、出版社側が「ステージ101」や「涙をこえて」を知らないというところにあるそうです。どれだけ支持する層が厚いか分からないと、それについての本を出すことに乗り気になれない…ということらしいです。だけど、「明日に架ける橋」のことは新聞にも載ったし、NHKで放送もされるので、ちょっと状況が変わってくるんじゃないかな…ということでした。
     いろんな問題を乗り越えて、本が出版されることを楽しみにしています!