今人はっぴょう会#XI by なにわのご隠居さん ①

先月・11月19日(日)に『今人はっぴょう会#XI』を観に行って来ました。会場は、群馬県前橋市にある「群馬県生涯学習センター」1階多目的ホール。
実は、私がこの「今人」の発表会を観るために遠征したのは、今回が初めてではなく、11年前の2012年7月1日に同じ会場で開催された第1回の発表会の時にも観に来ていました。
先日の第11回の発表会は、私個人の事情やコロナ禍の時期の影響もあり、11年もの長きに亘って観られずにいた反動もあって、久しぶりに岸さんのステージを拝見することができるのを心待ちにしておりました。

それでは、今回の発表会のセットリストをご紹介します。

【1部】
1.ベサメ・ムーチョ(Bésame Mucho)
インストゥルメンタルでの演奏でした。
1940年にメキシコの作曲家コンスエロ・ベラスケスによって作曲された楽曲で、元々はベラスケスが書いたスペイン語詞がありましたが、1941年に発表された後、サニー・スカイラーによって英語詞が付けられ、以後ビートルズや様々なミュージシャンによって演奏されました。

2.夜空を仰いで(リード:岸さん、コーラス:佐藤さん)
作詞:弾厚作 作曲:弾厚作
1966年に発表された加山雄三のシングル曲。

メインを歌う岸さんに合っていると思いました。間奏でセリフがあるのが特徴的で、最後に「愛してるよ」というところでマイクを両手で覆ってボソッと囁く様子がお茶目でした。

3.バラの恋人(リード:田尻さん、コーラス:岸さん、佐藤さん)  
作詞:安井かずみ 作曲:加瀬邦彦
1968年4月10日にリリースされた「ザ・ワイルドワンズ」の楽曲。

「ザ・ワイルドワンズ」と云えば、一般的に知られているのは大ヒット曲「思い出の渚」だと思うのですが、私はピンポイントでこの曲が大好きなので、今回の発表会で取り上げてもらえて、すごく嬉しかったです。 グループサウンズなどの音楽は、私が幼少期に流行っていたわけで、テレビを通じて耳にしていても、その曲のタイトルも歌っているグループ名も判らずに聞き流していました。ただ、そんな歌の中にも自分が心地よく感じる楽曲がいくつかあり、長じてからその正体を知りたくなり、レコードを発掘したりした中に、この曲があったのです。なので、この曲は(復刻版かも知れませんが)シングル盤を持っています。

4.Follow Me(リード:岸さん、コーラス:佐藤さん)
作詞・作曲:John Denver
1970年にリリースされたJohn Denverの2ndアルバム『Take Me To Tomorrow』に収録されている楽曲です。

中学時代からJohn Denverの大ファンである私にとってJohnのナンバーを取り上げてくれるだけでも嬉しかったのですが、一般に知られる大ヒット曲「Take Me Home, Country Roads」ではなく、この曲をチョイスしてくれたことに大感激しました。私はこの曲を中学時代からずっと口ずさんで愛唱していたので、今でもソラで歌えます。

5.GIRL(リード:田尻さん、コーラス:岸さん、佐藤さん)
作詞・作曲:Lennon-McCartney
1965年発売された6作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム『Rubber Soul』に収録された楽曲。

このアルバムでは、「Norwegian Wood」ではインドの楽器・シタールを使ったり、「Michelle」やこの「Girl」ではシャンソン風のギター、「In My Life」ではバロック音楽風のピアノソロを使用するなど、従来のビートルズに象徴される“リバプール・サウンド”から脱却したアルバムを目指していたようです。

6.夢の途中(リード:佐藤さん コーラス:岸さん)
作詞:来生えつこ 作曲:来生たかお
1981年11月10日にリリースされた、来生たかおの第11弾オリジナルシングル曲。

薬師丸ひろ子の主演映画『セーラー服と機関銃』(1981年)の主題歌であり、薬師丸ひろ子のデビュー曲ともなった「セーラー服と機関銃」(1981年11月21日リリース)とキーは違いますが、同じメロディで、一応“競作曲”と云うことになっていますが、当初は来生たかおが映画の主題歌も歌うことになっていたそうです。『セーラー服と機関銃』の相米慎二監督から「薬師丸ひろ子に歌わせたい」と提案があり、いろいろあって“競作曲”となりました。 同じメロディですが、1番のBメロの歌詞だけが少し違います。「セーラー服と機関銃」では♪夢のいた場所に未練残しても、心寒いだけさ~、「夢の途中」では♪現在(いま)を嘆いても胸を痛めても、ほんの夢の途中~となっています。

7.あの日に帰りたい(リード:浅見千鶴さん、コーラス:佐藤さん)
作詞・作曲:荒井由実
1975年にリリースされたユーミン(松任谷由実)6枚目のシングル曲。

数多くのミュージシャンにカヴァーされています。イントロのコーラスを佐藤さんが頑張って歌ってくれました。この曲の時、岸さんはギターを置いて、タンバリンを叩いていました。

8.チャンピオン(リード:岸さん、佐藤さん)
作詞・作曲:谷村新司
1978年にリリースされた「アリス」14枚目のシングル曲。 2023年10月8日に「アリス」のリーダー・谷村新司さんが亡くなられたばかり。中学時代に大阪のMBS毎日放送の深夜ラジオ番組『ヤングタウン』のパーソナリティとしてばんばひろふみさん、佐藤良子アナと3人で出演なさっていたのをずっと聴いていた私にとっては、谷村さんは「アリス」のヒットとは別に“トークが面白いお兄さん”のイメージでした。

今回、岸さんがチンペイちゃん(谷村新司さん)、佐藤さんがべーやん(堀内孝雄さん)のパートでそれぞれ歌われていたのでキンちゃん(矢沢透さん)の「you’re king of kings」のセリフをドラムの遠山さんがやるのかな?と思っていたら、下手側にいたギターの田尻さんがやってくれました。

ここで、15分間の休憩となります。


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