◎ゲストコーナーとシングアウト
さとさんは仕事の都合で、開演時間よりも遅れて到着されたようですが、ゲストコーナーには間に合いました。
舞台に歩み寄るさとさんが杖をつかれていたので、私たちはビックリ。春に病気をされたからということだったのだけど、でも、明るい笑顔は健在だし、声には張りがあるし、お仕事も続けられているということだったので、私は心配しないことにしました。
6年前に さとさんの後ろに見えた逆立ち渦巻く紫色のオーラ(え)が、もっと柔らかで優しい物になっていたようではありますが、それもまた良き哉。いずれまたメラメラと燃えさかるときも来ることでしょうし、それはそれで楽しみです。
ゲストコーナーは基本的に漫談なので(え、違う?)、ギターのコードが無茶苦茶になったり、「日本語歌詞を用意してくると言ったのに、してきてなかった」「なんだそれ、知らねえよ」ともめてみたり…そういうノリで楽しく進んでいきました。
でも、「Try to remember」を改めて2人で歌い直したときは決まりましたね。ふざけていても、決めるところはビシッと決めるのです。さとさんが岸さんに「すごいすごい」って、ニッコリされてました。あとから岸さんが、さとさんから褒められるのが一番嬉しいって仰ってましたっけ。
そしてシングアウトの2曲。短調の「仲良し小道」と長調の「赤い帽子白い帽子」を、真ん中から2つに分かれた客席が、2小節ずつ交互に歌うというゲームでした。私は「赤い帽子白い帽子」組。知らない方の歌に当たってしまって戸惑うのに加え、どっちの歌にも入っている”ランドセルしょって”という魔のフレーズのせいで、「仲良し小道」に引き寄せられてしまったのでした。「赤い帽子白い帽子」組は、「声は大きいですが、音が違う」と岸さんにダメ出しされました(笑)
◎他、思い出したことを箇条書き
- 「君をのせて」は、岸さんがヤング101の頃、メンバーから4人ぐらいが選ばれて歌いに行った曲だそうです。7小節ぐらいを歌って終わって、メイン歌唱と合わせてみたら沢田研二さんの歌だったことが分かり、驚いたそうです。
- 「大都会」で、岸さんはムッシュ吉崎さんパートを歌われたのだけど、そのときサングラスを掛けるつもりが、すっかり忘れていたそうです。高音パートは今人の佐藤さんで、最初「大失敗」にならなければいいけど…と冗談を仰ってましたが、「大成功」だったと思います。(パンフレット表記の「大・・」にかけてみた)
- 「酒と泪と男と女」は、岸さんがやりたかった歌だそうです。
- さとさんが小林旭さんの名を、わざと「あさひ」と言うせいで、岸さんもつられて「ついそう言っちゃうんだよな~」と仰ってました。
- 「銀河鉄道999」では、岸さんが映画の最後に入るナレーションを言うという案があったそうです。「今、万感の思いを込めて汽笛が鳴る…」っていう、アレですよね? 聴きたかったな~。
ビートルズの歌は「リクエストに応えて歌います」…ということで歌われていたので、台詞ものもリクエストしたら演ってくれるのかなあ…。「台詞物は恥ずかしい」って仰ってたけど、正式にリクエストしたら演ってくれるのかなあ~?
ところで、リクエストって、どうやってするんでしょうね? - 今人の皆さんは、長い方は幼稚園時代からの幼なじみなんだそうです。学生の頃ずっと一緒で、客席にも同窓生がたくさん聴きに来ていて、そういう関係が続いているのって素敵だなと思いました。