パパのおさけ

眞理ヨシコさんが歌う童謡LP 12曲の中で、この1曲だけに こおろぎ’73が参加していたので、聴くまでは活躍度がどうなのか心配していましたが、なかなか良い仕事をされてました。(ファンが聴いて満足いくほど目立っていたという意味で) しかも2番のAメロは、こおろぎ’73だけのユニゾンでした! こおろぎ’73だけの部分があったという それだけで、得した気分になれてしまいます。そして、明るく軽やかな「パパパっパ パパパ…♪」が、よく揃っていて楽しい! 録音が良かったお陰か、パートが別れているからなのか、4人の声がそれぞれクリアに聞き分けられます。
パパの歌だから男性のコーラスを入れたのかもしれませんが、こおろぎ’73の歌声は、少年っぽい印象です。でも、お酒を「不味かった」と歌うとこだけは嘘っぽく聞こえます。<そこにツッコミ?
1980年代初期の4人時代、こおろぎ’73は一番脂ぎって…いやいや、脂がのっていて、面白い仕事をたくさん残されているように思います。聴いたことのない歌を見つけたなら、どんなものでも迷わず押さえましょう!

余談ですが、LP「およめさんになってね」(CX-7067)は、昭和57年度 文化庁芸術祭に参加した企画盤ということで、それぞれの収録曲を作った作詞家、作曲家が、とても豪華なことになっています。力の入り具合が半端じゃありません。

 

歌/眞理ヨシコ、こおろぎ’73
作詞/海野洋司 作曲/水野修孝 編曲/若松正司
「およめさんになってね 真理ヨシコ こどもの心をうたう」CX-7067
(1982/10)


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